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岡本欣也さんを囲む的な会 [日記]

岡本欣也さんがTCC賞を受賞したのを記念して、
なんとなくゆかりのあるコピーライター何人かで
「岡本欣也さんを囲む的な会」を開催しました。

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場所は、表参道の手打ちうどん「しまだ」。
メンバーは、赤坂に移籍したばかりのコピーライター野澤幸司くんに
この会の幹事役をやってくれた汐留の永友鎬載くん、
そしてDJ町田町子こと岩崎亜矢ちゃんと、なぜか俺。

と言うか、そもそも、みんな岡本さんとどんなつながりなんだっけ。
亜矢ちゃんなんて、はるか年上の岡本さんのことを「岡本くん」と呼ぶし、、、。

とりあえず、野澤は、この間まで岡本さんと一緒に仕事をしていた関係。
亜矢ちゃんは、岩崎事務所時代いわゆる同僚だったわけで
永友は、なんだろう、、TCC幹事つながりとかそういう感じなのかな。
まぁ、よくわからないけど、ゆかりがあるということで。

ちなみに、俺と岡本さんは案外古くて、もうかれこれ12年くらいの仲。
岡本さんが今みたいにビッグになるはるか前、と言うか、
キャリア的に言うとそれこそ新人くらいの時期に(まだ岡本さんが痩せていた時期ね)
ある忘年会で知り合ってたまに飲むようになった。
わりと担当してたクライアントさんがかぶっていたこともあり
そういう場所でもよく顔を合わせてたし、
岡本さんが新人賞を取った時には、審査員がなぜか彼の
コピーを酷評しまくる「ニセTCC年鑑」をプレゼントしたりもした。
なつかしいです。

たしか、2000年くらいに二人で飲んでた時ですかね。その時代って、
業界内ではわりと「もうコピーは効かない」みたいなことを言われていた頃で
いろんなコピーライターがコピー以外もやりますやってます的なことを
必死でアピールしていた頃だったりもしたのですが。
そういう空気のなか、まだ無名だった岡本さんは、
飯倉のとあるバーのカウンターでまっすぐ前を見て言ってたんですよね。
「俺はコピーから逃げないよ」
俺その時、すげえなこの人と思いました。逃げない、ですからね。
その頃の俺ってコピーから逃げてたんだって、この一言でわかっちゃいました。

コピー書くの好きなんだよねみたいなゆるいことを言う人はたくさんいたし、
とにかく賞が欲しくて欲しくて無理して頑張っちゃってる人もたくさんいた。
あと(俺もそうかもしれないけど)別にコピーだけと言うより
やりたいのは広告づくりなんだよね的な人もけっこういた。
でも。
コピーに対してあそこまで覚悟してた人、と言うか、
ベタに言うと、人生かけてた、腹括ってた感じの人って、
そう言えば(当時の俺の周りには)あんまりいなかったなって。
あの頃、まったく無名の岡本さんが、
今や業界内では知らない人がいない「岡本欣也」になったのは、
いや、なれたのは、あの「覚悟」があったからなのかなって。
そういうことを10年近くたった今、しみじみ思います。

この話をしたら「俺そんなこと言ってたけ」って
とぼけてましたけど(^^)

でも、考えてみると、永友や、野澤も、亜矢ちゃんも
いつの間にか新人賞やら審査委員長賞やら大きなコピーの賞を取り
いつの間にか大きな会社や老舗の会社に移籍したりして
なんと言うか、みんな変化、いや進化してますよね。
5年後とか10年後、みんなどこまで行ってるんでしょうね。

まぁ、進化したと言えば、岡本さんの毒舌もそうですね。
20代の頃は、そんなんでもなかった気がしますが、
ここのところ会うたびに、毒の濃度がどんどん強くなってる気が。
いやぁ怖いですねー。賞は人を変えてしまうんでしょうか。

でも、審査員クラスになると、
賞を取っても当たり前に見えてしまうせいか、
みんなあんまりお祝いの言葉とか
言わなくなるらしいので、ここで改めて。


岡本さん、TCC賞、受賞おめでとうございます!!
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